内容がかなり面白かった!です。
これも個人ガイドだからできるバリエーション。3日間、思いっきりエンジョイしていただきました。
1日目:黒部ダム~ハシゴ谷乗越~真砂沢ロッジ
前日に剣澤小屋に電話したところ、やはり予想通り満員。三連休だからどこも混んでいるはず。剣御前や剣山荘での宿泊も考えたけど、歩くのが大好きなお客様。ということは、あのアプローチもありか。。。
大町で地図を広げて「こんなアプローチがあります」とご提案したところ、お客様の目がキラーンと輝くのを感じました。
早速真砂沢ロッジに電話して予約。幸いまだ満室ではないようだ。
ブログの写真の通り、黒部ダム出発。

観光放水を見ながらまず黒部川を渡ります。
最初は小雨が混じる天気だったけど、蒸し暑いので雨具は着ずに行動しました。

そのうちいい天気になってきました。

ハシゴ谷乗越から真砂側に少し下ったところは大展望台。
この角度から見る剱岳もかっこいいですね!
右側大きなピークが八ッ峰Ⅰ峰、雲がかかっているのが本峰で、そこに突き上げているのが源治郎です。立山ガイドの佐伯源治郎が初めて登ったのでこの名前がつきました。
真砂沢ロッジは、ギリギリいっぱい!って感じでした。消灯までお手伝い。
2日目:真砂沢ロッジ~源治郎尾根~別山尾根下降~剣澤小屋
翌朝は早めに出発。
まだ暗く、ガスも若干かかっていたので視界はいまいち。でも予報ではだんだん天気がよくなっていくはずだったので、迷わず出発。
真っ暗な長次郎の出合でヘッドライトが見えました。これもやはりガイドパーティーだったのですが、あとで話を聞いたら何とナビで下りてきたらしいです。視界が悪い時は強いですね。
源治郎尾根は気持ちよくクライミング。
最初のほうは樹林が濃く、木の枝や根っこが邪魔ですが、だんだん快適なクライミングになってきます。雲もだんだん上がってきて、振り返ると剣沢の大パノラマが!
まるでヨーロッパにいるような雰囲気です。
いいですね!

Ⅱ峰の懸垂
真砂沢ロッジを出てから5時間で頂上。なかなかいいペースでした。

新しいお社をバックにパチリ!
大混雑の山頂でしたが、それよりも混雑した別山尾根の下降。
ヨコバイは大渋滞でした。

人人人・・・続いてます・・・
1時半ごろに剣澤小屋に到着。ちょっと早いですが、ゆっくり休みました。

この小屋に泊まれるのも今年いっぱい。
来年からは少し下にある新しい小屋です。少しさびしいですね。。。
3日目:剣澤小屋~別山~立山縦走~龍王岳東尾根~浄土山~室堂
最終日は、調子が良かったらもう1本登りましょう!
と言うことで・・・立山を縦走、そして龍王岳の東尾根を登って下山というルートをとりました。

龍王岳東尾根(手前の岩稜)
資料とかだとロープは要らないと書いてますが、場所を選んで弱点だけじゃなくて強点をついて登るとかなりおもしろいクライミングができます。
岩も比較的硬く、立山をバックに快適なクライミングを楽しむことができました。もちろん、他に誰もいませんでした♪
クライミング時間は1時間半くらい。
お昼過ぎに室堂に戻りました。
さすがに3日間みっちりと行動したので疲れました。でも心地よい疲れでした。
山は秋の空気です。
とっても気持ちのいいこの時期こそ、山でクライミングする絶好のチャンスですよ!
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