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北の国より

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蝦夷富士です。

本日は晴天なり。
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パタゴニア

ガイド近況

今週は2回八ヶ岳に行きました。

まずは赤岳。
前日は天気の悪い硫黄岳で、ウエアが真っ白になりました。
しかし翌日の赤岳山頂は無風快晴!

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文三郎道は寒かったけど、最高に気持ちいい登山となりました。

そして今日は、i-nacの学生と八ヶ岳へ。
予定していた阿弥陀岳北稜にはいろいろあって行けませんでしたが、
その代わり、腕がパンパンになるまでアイスを楽しみました。

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美濃戸から赤岳山荘までの林道は、かなり危ない状況です。
お気をつけて。

明日からしばらく北の大地に行ってきます。
ガイド研修ですが、もちろん最高の雪も楽しんできますよ!


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ネムジュンの記事

アメリカのクライミング誌、その名もClimbing Magazineに、昨年のネムジュンが紹介されています。

最近インターネットに疎遠だったので、久しぶりに見たら載っているのに気づきました。

japanese_climb_west_face_of_nemjung

また信州大学の広報誌にも、ヒマラヤ記事が特集されております。

信州大学 広報・刊行物

ページの下のほうにスクロールしていただきますと、最新号はWeb上の電子ブックで見ることができます。
また、僕のインタビュー記事があるNo.58は、PDFで見ることができます。

ぜひご覧下さい。

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天狗岳より

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雪国から来た学生は大興奮の天気です。 パタゴニア

ただいま研修中

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いい天気です。 パタゴニア

山と渓谷 2月号

ヤマケイ2月号に、昨年のネムジュンの記事が出ています。



このところ、インタビュー記事がほとんどで、
久しぶりに自分の手で原稿を書きました。

編集の関係で4ページの内容ですが、気合入れて書いた文章です。

ぜひご一読ください!


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1月9日~11日 甲斐駒ケ岳 奥壁中央稜&七丈瀑

続けて1月9日~11日は、甲斐駒ケ岳でプライベートレッスンを開催しました。

今回のゲストのリクエストは、「花谷と登る」。そして「そこから大きな刺激を得たい」。

これほどガイド冥利に尽きるリクエストがありますか!

当初は黄蓮谷左俣からの継続を考えたのですが、さすがにこれだけ降った後ではラッセルが心配。
と言うことで、初日は七丈までアプローチ、2日目奥壁、3日目七丈瀑~下山としました。

アプローチは無難にこなし、七丈小屋泊。

2日目は5時半出発で奥壁へ。
出発時の天候はあまりよくなく、視界も悪かったのですが奥壁へのアプローチをしました。

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こんな状態で、右ルンゼからもチリ雪崩と言えないレベルの雪崩。
正直こんな状態で登っていいものかと悩みましたが、普通のルートガイドのご依頼ではないし、
自分がコントロールできる範囲で頑張ってみることにしました。

DSCN7647.jpg

取り付き付近
いい雰囲気ですね~

しかし、思った以上の雪の量。
全然進まず、結局3ピッチ伸ばすのに5時間かかってしまいました。
登っている時間よりも、雪と格闘している時間のほうがはるかに長く、非常に疲れました。
途中でカメラの調子が悪くなって、写真もほとんどありません。

このまま突っ込むと何時に抜けられるか分からないので、ゲストと相談して下降することにしました。
しっかりと降りるのも大切な技術です。
期せずして下降も含めた刺激的なレッスンができました。

七丈小屋では泥のように眠りました。いや~疲れた!

3日目はやや寝坊しながらも七丈瀑へ。
昨日と違って、ポカポカ陽気な一日でした。
氷の状態もまずまずで、昨日とは違ったクライミングを味わっていただけました。

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七丈瀑 下降中

残念ながら奥壁は最後まで登ることができませんでしたが、非常に充実した3日間でした。

今回の経験がゲストの今後につながってくれれば言うことはありません。

お疲れ様でした!


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1月7日~8日 八ヶ岳・石尊稜

今シーズン2度目の石尊稜。
このルート、いろいろなことが楽しめるので好きですね。

今回はまずラッセルでした。

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Kガイドと交代でラッセル。軽い雪でしたがなかなか深くて楽しめました。
こういうアプローチ、好きですね。

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この日はとにかく天候に恵まれて、素晴らしいクライミングを楽しむことができました。
上部岩壁を登るKガイドです。
ウエアの黄色とザックの赤が、真っ白な岩壁に映えてカッコいいですね!

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1月7日の夕焼けです。
鉱泉のスタッフも感動するくらいきれいな夕焼けでした。

こういう景色が見られると、本当に幸せな気持ちになりますね!

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初詣

近所にある身曾岐神社に初詣に行ってきました(ようやく・・・)。

ここには立派な能楽堂があって、一見の価値ありです。
元日はいつも混みあっていますが、さすがに今日はあまり人がいませんでした。
カメラを忘れてしまったので、写真はありません・・・

この一年安全に登山ができるようお祈りしておきました。

年末年始から各方面で遭難のニュースが入ってきています。
連続して寒波が入ってきていますね。
こちらはそうでもないですが、日本海側は大雪になっているようです。
ムリせず安全登山を心がけましょう。もちろん、自分にも言い聞かせます。

冬によく利用している気象情報が、週間寒気予想です。

上空1500m付近で-6℃の寒気のライン(平地でも降れば雪のライン)、上空5000m付近の寒気(大雪になるかどうかの目安)と地上天気図を連動して見ることができます。

この時期は天気予報だけでは山の天気を予測することは難しく、
このような情報を用いて判断しています。
他にもいろいろ利用していますが、このところ毎日このサイトを見ています。

山は天気次第。
機嫌が悪いときはそっとしておきましょう・・・


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冬富士のウエア

昨夜の「世界の果てまでイッテQ!」ご覧になりましたか?

僕はチラッと登場してましたね(笑)
カメラマンさんの安全確保が主な仕事だったので、ほとんど登場しないと思ってましたが・・・
放送中もいろんな方からメール、電話いただきました。

さて、昨日も富士山頂にいた私です。
イッテQのロケのときよりも寒い一日でしたので、頂上ではこんな感じでした。

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このときのウエアを紹介します。

ウエア選びに困っている方は多いと思います。
この感じがどこでも通用するわけではありませんが、結構気に入っている組み合わせです。
参考になれば幸いです。

まずはマイクロパフ・フーデッド・ジャケット



女性用ウィメンズ・マイクロ・パフ・フーデッド・ジャケットもあります。

コンパクトで暖かく、シェルの上から着用します。
今回のような寒い場所では、いちいちシェルを脱いで服を着ることは困難です。ガバッと羽織れたほうが素早く保温できます。フードがあるのもお気に入りです。

シェルはストレッチ・エレメント・ジャケットでした。



こちらも女性用、ウィメンズ・ストレッチ・エレメント・ジャケットがあります。

軽量でストレッチの万能ジャケットです。フードの形状が素晴らしく、視界良好です。昨日のような強風下では、フードの性能が顔面凍傷を防いでくれます。

パンツもやはりストレッチ・エレメントでした。


男女共通モデル

中間着はいつもこれ。R1フーディーです。
フードと言っても簡易的な目出帽にもなるすぐれもの。フィット感もいいです。


男女共通モデル

しかし、昨日のような強風下ではフーディーだけでは酷な状況です。
「フーディーがあれば目出帽は必要ありませんか?」とよく質問されますが、必ずしも万能ではありません。

写真のようにゴーグルを使用する場面では、やはり目出帽は不可欠です。そんなにかさばる物ではありませんので、
ザックに忍ばせておきましょう。今回も大活躍してくれました。


男女共通モデル

ベースレイヤーは、メリノ1とキャプリーン4の組み合わせでした。

これは賛否両論あるでしょうが、運動量が多いときは汗をかくので、肌に密着させるベースレイヤーは薄めのものを選びます(速乾性を重視)。ものすごく寒い環境下ではあまり気にしませんが(ヒマラヤのときは、ウールの厚手を使用)、今回のように運動量が多くて寒い場所では薄手+厚手を組み合わせます。
いくら速乾性があったとしても、厚手は乾きにくいものです。

歩き出しで暑かったら厚手は着ずに温存。寒くなってから厚手を登場させます。

薄手のベースレイヤーを化繊にする時もありますが、今回は麓から気温が低そうだったのでウール系にしました。

キャプリーン4・ジップネック


女性用、ウィメンズ・キャプリーン4・ジップネックもあります。

メリノ1・クルー


こちらも女性用、ウィメンズ・メリノ1・クルーがあります。

最後にパンツですが、今回は保温性を重視して少し厚手を使用しました。

R1パンツ


この上にシンプル・ガイド・パンツを着用しました。
アプローチのときはこれがシェル代わりです。



こちらも女性用、ウィメンズ・シンプル・ガイド・パンツがあります。

昨日の気象条件では、かなりいいレイヤリングだったと思います。
参考にしていただければ幸いです。

また今回のようなウエア紹介させていただきたいと思います。

パタゴニア

2010年最初の登山は冬富士登頂!

この冬3度目、今年最初の富士山に登ってきました。

なかなか厳しいコンディションでしたが、何とか吉田口山頂まで登ることができました。

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1月2日、佐藤小屋は正月の賑わいが去ってちょっとさびしい感じ。
でも暖かく迎えてくれました。

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この日の夜は何でもありました。
小屋で作った手作り水餃子、湯豆腐、おでん・・・
に加えて伊勢海老、カニ・・・

いや~すごかった!

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この時期だからこそ見える影富士。
ここまで来た甲斐がありますね!

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今日は朝6時ごろ小屋を出発。
最初は風が強く、非常に寒かったのですが、見事なご来光を拝むことができました。

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5時間半かけて山頂へ。
途中は寒すぎて写真どころではありませんでした。
山頂到着時の気温は-17度。
元日は佐藤小屋でこの気温だったらしいので、今日は暖かかったと言えるでしょう。
ゲストの方もかなり頑張られました!

今年最初の山が富士山でよかったです。

さて、これから例の番組ですね。。。登場してるかな???


パタゴニア

富士山・佐藤小屋の晩餐

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伊勢海老なり。
ほんの一部ですが。 パタゴニア

新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

おかげさまで2009年は、かなり充実した一年となりました。
たくさんのことを得ました。たくさんのことを学びました。多くの人にお世話になりました。
ありがとうございました!


2009年は山梨県北杜市内の甲斐駒ケ岳で締めくくりました。

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そして2010年は山梨の富士山から始まります。

こんなに素晴らしい山々に囲まれた土地に住んでいることを、改めて幸せだと感じています。
もっとこの魅力を皆様にお伝えできるよう、ガイドとしてクライマーとしてさらに高めていきたいと思います。

2010年は、更なるステップアップを目指して努力したいと思います。

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どうぞ本年もよろしくお願いします。

パタゴニア
プロフィール

hanatani

Author:hanatani
花谷泰広(Hanatani Yasuhiro)
Climber,Mountain Guide
http://first-ascent.net/

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