赤岳
週末の赤岳は、びっくりするくらい暖かい一日でした。こんな日もあるものです。
暖かさに誘われたのか、カモシカ君が目の前に現れました。

初日は硫黄岳、2日目に赤岳はしっかり歩く2日間となりました。
ゲストの方々の今後につながればいいなあ・・・
同じ日にチームのメンバー同士で2泊3日の鳳凰三山に出かけたグループもあって、
ホットなレポートが届きました。
最高の天気だったようですね。

明日から今年最後の登山。甲斐駒ケ岳に行ってきます!
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八ヶ岳 石尊稜
この冬最初の八ヶ岳での仕事は、石尊稜でした。
先週末にかけての雪で、しっかりとラッセルとなりました。
前半の核心部は雪の付着が中途半端で、いつもよりもいやらしいクライミングとなりました。

1ピッチ目
ここはいつもダブルアックスで打ち込みながら登ります。
今回はコンディションがベストではありませんでしたが楽しめました。

上部岩壁を抜けた頃には吹雪となっていました。
地蔵尾根分岐までの尾根歩きが寒かった~。
でもしっかりと冬を楽しみました!
1月7日出発の石尊稜は、まだ1名様募集中です。
アイスクライミングのレッスンと合わせてバリエーションルートをお楽しみ下さい。
冬富士
週末は冬富士に行きました。
テント泊も体験したいとのリクエストにお答えして、吉田口5合目でテント。
しかしこの日はとっても寒く、とてもリアルな冬山テントを楽しむことができました。
翌日はしっかりと8合目まで歩きながらのレッスン。
まるでヒマラヤのような景色も楽しみながら冬の富士山を満喫しました。

この写真だけ見たら日本とは思えませんね・・・
八ヶ岳のプランでもそうですが、今シーズンの基礎レッスンプランはとにかくたくさん歩きます。
実際にたくさん歩くことによって感覚を養っていただきたいし、
何よりも山そのものを思いっきり楽しんでいただきたいと思っています。
年始の富士登山は、2泊3日の計画で登頂を目指します。
僕とともにするから登頂できるか、というとそんなに甘い山ではありません。
しかし、天候さえ許せば十分可能な計画なのです。
富士山のガイドをはじめて来年で10年。
僕が最も得意とする山でもあります。
他では体験できない富士山の歴史や文化に触れながら、第1級の冬山を体験していただけます。
あと1名様募集中です。
ぜひご参加下さい!
詳しくはこちら富士山での事故に関して少しだけ。
片山さん、亡くなった宇佐美さんは2001年の秋にチョーオユーでお会いしました。
とっても気さくなお二人で、お二人が登頂して下山中にすれ違い、「頑張れよ!」って声をかけていただいたのを覚えています。
僕もその2日後に登頂することができました。
残念でなりません。
亡くなられたお二人のご冥福をお祈りするばかりです。
今シーズンの相棒
いつもサポートしていただいているSuperfeetJAPANに行ってきました。
ヒマラヤの報告と今シーズンの相棒の作成のためです。
僕の足回りには必ずスーパーフィートが入っています。
初めてカスタムのフットベッドを作ってもらったのがおそらく7・8年前なのですが、
そのころの僕は健康体で、あまりありがたさを感じていませんでした。
ところが2004年のヒマラヤで怪我をして以来、身体のバランスが大きく変わってしまいました。
当然足にも負担がかかるようになったわけですが、それを軽減してくれているのがスーパーフィートです。
カスタムはこのように専用の機材を用いて作成します。

今回はいつものカスタムグリーンと違って、クイックフィットウインターというもので作ってもらいました。
グリーンよりもサポート力は若干落ちるかもしれませんが、冷えに対しては強くなりそうです。
冷え性の僕としては、冬は暖かいに越したことはありません。
今シーズンが楽しみです。

左がクイックフィットウインター。
モデルチェンジして派手になりました。カスタムなので、僕の足にしか合いません。
右がレッドホット。
昨シーズンアメリカ本国では爆発的に支持された商品です。
こちらはカスタムではなく、平均的な足型にあわせたトリムフィットというものです。値段も安価で使いやすいのが特徴です。

こちらが男性用。ヒールカップが深く大きくなっています。

女性用にはホットピンクがあります。
いろいろ用事があってここのところ留守にしていました。
帰ってきたら急に冬将軍様の陣地に入っていて驚き。本格的に冬になってきましたね!
狩猟サバイバル
あの!服部文祥さんの新しい本の紹介です。
「サバイバル登山家」と言えばピンと来る方も多いはず。
「今年の黒部はどこ行くの?」というメッセージとともに送られてきました。

タイトルはズバリ
狩猟サバイバル!
狩猟しながら登山してることは聞いていました。
そんなスタイル聞いたことないので、読むのがとても楽しみです。
しばらく東京行ったり名古屋に行ったりの生活なので、
移動中にゆっくり読もうと思います。
こっちに戻ってくるころには冬将軍が出陣中かな。
来週は寒くなりそうですね!
継続は一日にしてならず・・・
ヒマラヤから戻ってもうすぐ一月。
フリークライミングのほうは5.12aまで戻ってきましたが、体力がどんなものか知りたいところ。
やはり山に行って現状を知るのが一番です。
ということで、今シーズンのアルパインクライミング1本目は甲斐駒ケ岳に行きました。
ルートは黄蓮谷左股~赤石沢奥壁継続の予定、でしたが。
まあ何と言いますか、お話にならずに帰ってきました。
当初は2日間の予定だったのですが、今日の天気がイマイチなので1dayでのトライです。
朝3時半に登山口出発。3時間半で五合目。黄蓮谷に下りました。
予想通り下部は全くクライミングにならない状態で、高巻きながら上部へ。
二股から見る本流右股は凍らずして埋まったのだろうか。
左股も豪快に水が流れていましたが、こちらは何とか登れます。

チョックストーン滝
この辺はロープなしでどんどん越えていきましたが、状態はよくないですね。
水の音がジャージャー聞こえて恐ろしかったです。

大滝
これからさらに発達してくれることでしょう。

最後の滝
こちらもやわらかい氷でした。
八合目に出たのが15時だったので、そのまま下山。駐車場に戻ったのが20時半でした。
17時間も動いたのに左股だけとは悲しい結末でしたが、黄蓮谷の状態がよほどいい時でない限り1dayは厳しいのかな。
今回もラッセルで時間を食いました。また来シーズン挑戦しなきゃ。継続(登攀)は(体)力なり。頑張ろう。
体力的にはだいぶんいい調子ということが分かって一安心。
でも今朝からの筋肉痛がすばらしいです(笑)
それよりも何よりも、登っている間はなんともいえない幸せな気持ちになりました。
やっぱり山っていいなあ!
チーム報告会&富士山
12月5日~6日
チーム・ファースト・アッセントでヒマラヤ登山の報告会を行いました。
会場は実家の
TOMATEです。

スライドショーは二部構成。
まずはヒムルンヒマールの報告をしました。写真は300枚!何千枚とある写真の中から300枚を厳選するのはなかなか大変な作業でした(笑)
夕食後に二部のネムジュン。加えて今回使用した装備なども紹介し、日本との装備の違い(特にウエア)に皆様驚かれたようです。

ちょっと写真が暗くなってしまいましたが・・・
夜はTOMATEのディナーです。
この日はブイヤベースや鹿肉料理を楽しみました。うまかった~。

僕の発表の後は、同時期に一人旅でネパールに出かけていたチーム最年少のT君の発表。
ゴーキョとカンチェンジュンガトレッキングに出かけた発表をしてもらいました。
自分が初めてネパールに行ったときのことを思い出しました。怖いもの知らず!いいですね!
こういう話を聞くとワクワクしますね。
この日の夜の1時半!まで楽しみました。

翌朝、真っ白になった北アルプスを眺めながら朝ごはん。
その後はお勉強会となりました。
今回は「冬山の心得」と題して、装備のこと、気象のこと、雪のことを少しずつ勉強していただきました。
時間が限られているので、突っ込んだ内容とまではいきませんでした。
しかし、何かを考えるきっかけになってもらえればいいなあ・・・と感じています。
チーム・ファースト・アッセントは自主的な登山をサポートするチームです。
まず僕のガイドやレッスンを経験していただき、僕のキャラクターやチームの趣旨を理解していただいた方の集まりです。チームに興味がある方、まずは僕と一度山に登っていただき、厳しい目でご自身のスタイルに合うかどうか考えていただきたいと思います。
報告会の後は富士吉田に飛んで行き、暗い中馬返しから佐藤小屋へ。
ちょっと怖かったです・・・
翌日は八合目まで登り、12月8日の夜12時半に起きて山頂を目指しました。
気象条件にも恵まれ、山頂ではすばらしいご来光を拝むことができました。

番組名は「世界の果てまでイッテQ!」放送予定は1月3日です。
内村さんの頑張りすごかったですよ!
富士山頂上から

12月に山頂でご来光は初めてです。
いやあ~美しい。
今回の様子は日本テレビで1月3日放映されます。
「世界の果てまでイッテQ!」
写るかどうかは分かりませんが、お楽しみに!
影富士

富士山八合目より。
さすが冬富士は寒いです。
富士山五合目

佐藤小屋にいます。夜景がキレイです。小屋の中も暖かくて快適です。
ピラニア

今日はピラニアでクライミング。
やはり傾斜が強いと厳しい!でも身体が軽いから快調です。
焦らず調子を上げていこう。
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