大荒れの天気
いろんな意味で大荒れの天気です。
木曜日、金曜日はアイスクライミングに出かけました。
昨年はいいラインを登れたのですが、今回もいいクライミングができたらいいなあ。
かなり期待して出かけました。
しかし、異常なほどの気温上昇で、まるで4月の陽気。
予報でも春の陽気でしたが、体感すると怖いくらいの高さでした。
氷の取り付きまで行きましたが、落氷を目の当たりにして下りてきました。
偵察して翌日のクライミングに賭けましたが、何と夜から雨。。。
ギアを回収して2日目も登れずに下山。
今回のことをどう捉えるかはその人次第ですが、
こういうことも含めてアルパインクライミング。
成功の影にある数多くの敗退、失敗。
だから今回の経験も必ず次回に生きてくるはずです。いや、生かさなければ。
今日は予報どおり大荒れの天気。
仕事は延期して、明日入山にしました。
楽しい2日間になることを願って!
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アイスクライミング 荒船山
2日間で荒船山のアイスクライミングを楽しんできました。

仔犬殺しの滝
初日は仔犬殺しの滝をサクッと登り、犬殺しにも取り付きたかったのですが、
氷の状態があまりにも悪く、登るのをやめました。
3日前は気温が高くて氷に粘りがあったのか、とても安定している印象がありましたが、
最近の冷え込みで硬いガラス氷になっていました。
横一文字の亀裂もあって、やめて正解だったと思います。
2日目は相沢奥壁へ

まだ完璧には凍ってませんが、ラインを選んで楽しみました。
氷が尽きる場所まで登ってみましたが、やっぱり立てるところまで登ると気持ちいいものですね。
ほかのラインも登れそうな感じでしたよ。
アプローチのトレースがあったから、週末にクライマーが入ったようですね。
そろそろこのあたりのエリアもいい感じです!
硫黄岳と赤岳
週末は硫黄岳と赤岳でした。
前日の雨は、標高約2650mの赤岩の頭でもしっかりと降ったようで、厚さ2センチのレインクラストができていました。その上の積雪は場所によってだいぶん違います。何箇所かピットを掘ってみましたが、そこでは大丈夫と判断しました。しかし、南八ヶ岳ほぼ全域で2600mくらいまでは雨だった可能性が高いですので、場所によっては注意したほうがようでしょう。
さて、硫黄岳の下山は夕方になったので、いつもは見ることができないきれいな景色を楽しみました。

でも目で見たときほどの感動を写真に切り取ることはできませんでした。
今日は赤岳。
先行の20人くらいが途中で引き返してくるほどの風だったので、無理かなあ。。。と思いながら進みましたが、問題なく登ることができました。
でも寒かったなあ!指が冷たかったです。
~注意~
美濃戸への林道は、だんだん轍が深くなってきており、路面も凍結しています。
チェーンをつけないで突っ込まないほうがいいですよ。
車で入る場合は、安全運転を心がけましょう。。。と自分に言い聞かせながら。
荒船 アイスクライミング
今日はガイドの杉ちゃんとアイスクライミングでした。
当初の予定は錫杖でしたが、いやーな感じの天気だったので変更しました。
朝7時に集合したのに現地は雨。
少し寝て、その後は雨がやむまでいろいろ盛り上がってました。
まあ、これはこれでよし。
9時半くらいにようやく雨が止んだので出発。
でも、荒船も気温が高く、犬殺しの滝はシャワークライミング状態でした(涙)
もっと涙はじゃんけんに負けたことかな。。。

仔犬殺しの滝
まだまだ発達途中ですね。

犬殺しの滝1ピッチ目
右半身がびちゃびちゃになりました。

犬殺しの滝最上部
落石注意!です。
けっこういろいろ落ちてきました。
休憩場所やビレイ場所はよく考えましょう!
荒船山アイスクライミング募集
昨日は上州の氷を結構たくさん偵察行ってきました。
ぜんぜんお話にならない場所や、そろそろいけそうな場所などを確認。
よい収穫でした。
ということで、来週早速設定しました。
1月26日(月)
仔犬殺しの滝、状態がよければ犬殺しの滝も
1月27日(火)
相沢奥壁の氷瀑
2日間参加で50000円、どちらか1日で30000円です。(+経費)
どちらもそれなりの登攀能力が要求されますので、八ヶ岳だと大同心大滝とかがフォローで登れる方がちょうどよいでしょう。
詳しくはお問い合わせください。
ご参加、お待ちしております。
インカコーラ

某所で発見!まさか日本で味わえるとは!
126円なり。
赤岳主稜と石尊稜
木曜日の赤岳登頂に続き、今週末はプライベートガイドで赤岳主稜と石尊稜に行ってきました。

初日の朝早く集合して赤岳鉱泉にチェックイン。
週末だけあって、すでに多くの人が到着していました。
準備をしてさっそく主稜へ。
鉱泉を出発して3時間ほどで山頂到着。この日は壁が真っ白になっていて、かなりいい雰囲気のクライミングでした。頂上に抜けるラインはやっぱりいいものです。

2日目は石尊稜へ。
学生パーティーが取り付いていました。
このルートはダブルアックスが気持ちいい!
草付きに打ち込んだり、岩にフッキングしたり。。。新しい体験ができるはずです。
ゲストの方も、ほとんど手を使わずアックスで登って来られました。
中間部のラッセルで時間がかかりましたが、それでもかなり気持ちよかったです。
個人的にはとっても大好きなラインです。

稜線に抜けたら、富士山がお出迎え。
天候もまだ大丈夫そうだったので、ゲストのリクエストで硫黄岳まわりで下山しました。
八ヶ岳のバリエーションはいろいろありますが、今回の組み合わせはタイプの違うクライミングが楽しめるお勧めの組み合わせです。初日の集合さえ間に合いそうなら、2日間で2本登ることが可能です。体力的には少しハードルが高いかもしれませんが、ぜひ挑戦してください!
赤岳 厳冬
木曜日の赤岳は、厳冬期の様相でした。

1月の中盤ともなると、八ヶ岳はぐっと厳しいコンディションとなります。
稜線の気温は-20℃ほどでしょうか。
ロープやピッケルを握っている手が冷たいです。
しかし、厳冬期にしか味わえない本物の冬山の厳しさもいいものです。

アイスキャンディーもだいぶん成長しました。
「大滝」のコンディションもよさそうですよ。。。
1月24日~25日のテント泊権現岳は、赤岳登頂と冬山基礎レッスンに変更となりました。
あと1名様、募集中です!
WCM
三連休は、ウインタークライマーズミーティングに参加しました。
アルパインクライマー大集結!のミーティング。
とっても刺激的で楽しい3日間でした。
みんな山が大好きで、それでいてめちゃくちゃいいやつばかり。
本当に参加してよかったです。

明神南壁
写真は
黒田さん
初日に取り付いたルート
リードしてるのを撮ってもらいました。

2日目、明神南壁中央ガリー

同じく中央ガリー
このルートは最高に☆☆☆なルートです。
この冬の計画も、この3日間で一気に決まりました。
4月まで充実した時間が過ごせそうです。楽しみ!
霞沢岳 八衛門沢右岸側壁
久しぶりの更新です!
このところ山が続いていて、更新をサボってました。。。
まずは、先週木曜日のクライミング。
この冬最初の1本は、霞沢岳です。
下部はジャパニーズなミックス(笑)でしたが、上に行くほど傾斜が強く楽しめました。

沢の奥から右上するライン。白い部分はほとんど草付。

2ピッチ目のジャパニーズミックス!

3ピッチ目
このピッチから面白くなりました。

5ピッチ目
実質最終ピッチです。

終了点から。
最高のロケーション!
ところで、今シーズンからぺツルのノミックを使ってます。

アルパインには不向き(石突きがない、ハンマーがない)なのかもしれませんが、壁を登るだけならむしろ使えると考えて使い始めました。
ハンマーがないので、ハンマーは別途携帯。今のところ、あんまり違和感ないです。
むしろ、かなり調子がいいです。
まだまだ不慣れですが、使いこなせるように登りこんでみます。
2月イベント 募集開始!
2月に実家のTOMATEでスペシャルイベントを行います。
秋に開催し、好評をいただいた実家でのプランを開催します!
TOMATEのある長野市大岡は、積雪はそれほど多くありませんが、手軽に雪を楽しめる場所でもあります。
今回は、初日にかんじきを自作しようと思います。2時間ほどかけて、マイかんじきを作ってください。材料・工具等はこちらで用意いたします。さすがにアルプスの縦走ができるくらいのものは不可能ですが、雪上ウォーキングならまったく問題なく使えるものです。もちろん、見学だけでもOKです。
夕食はフランス料理のフルコースで。これでもか!というくらい出てきます。お楽しみください。そしてのんびり過ごしてください。
2日目はかんじきウォーキング。歩くだけでも楽しいですが、今回は地図とコンパスを使ったナビゲーションを学びます。雪山でもしっかりとしたナビゲーションをマスターすれば、きっと役に立つと思いますよ。
歩くのはちょっと・・・という方には、料理教室をご用意しております。
実はこっちのほうが人気があったりするのですが。。。
ご家族、グループでのご参加もお待ちしております。
料金は宿泊、食事、イベント参加費合わせて25000円とリーズナブルに設定しました。
たまにはのんびり、過ごしてみませんか。
くわしくはこちらをご覧ください!秋のイベントの様子とトマテに関するページはこちら!お待ちしております!
新年
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
昨年を振り返り、一言で言うととても充実した1年となりました。
専業ガイドとして初めての1年。思えばあっという間の1年でした。
仕事面では、お客様や周囲に恵まれ楽しく安全に1年を過ごすことができました。ありがとうございました。
一方で、自分のクライミングは途中敗退が多く、中途半端な1年となってしまいました。
得るものは多かったとはいえ、やはり「1本のライン」を完成させられなかったことに己の未熟さを感じた次第です。
そこで今年は初心に帰って、地道にコツコツとやっていこうと思います。
たとえば、クライミングでは派手さはなくても安心してビレイしてしてもらえるような登りを、仕事では不器用でも信頼していただけるガイディングを目指したいと思います。
焦らず、しかししっかりと力を蓄えていけるような、そんな1年を過ごしていきたいと思います。
本年もお互いによいクライミングを!
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