2008年最後の登山 冬の北岳!
2008年最後の登山は北岳でした。
登頂日は強風で、一度は引き返したものの再度挑戦して無事登頂しました。
写真のみですが、アップします。

今年2度目の池山吊尾根です。
入山日午後はすばらしい天気!

しかし!登頂日(2日目)はこの天気。
八本歯越しに望む北岳方面
このとき、山頂に向かったグループは引き返したようです。

われわれもいったん引き返しましたが、時間があったので少し待機して再度頂上へ。
強風の北岳山頂!
あきらめなくてよかった!

ボーコン沢の頭から振り返る
北岳はやっぱりかっこいい。

下山日の燃えるような朝焼け
下山後は湯河原に移動して、まったりクライミングを楽しみました。
2008年、無事に1年を過ごすことができました。
参加していただいた皆様、応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!
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ふたたびフル装備!
今年最後の仕事は、明日から4日間の南アルプスです。
再びフル装備。頑張ってきます!
募集プランの内容、日程に変更があります。
1月17日~18日の広河原沢アイスは赤岳登頂と冬山基礎レッスンに変更です。
2月24日~25日の中山尾根は、2月19日~20日に変更です。
2月28日~3月1日の阿弥陀北稜は、2月21日~22日に変更です。
皆様のご参加をお待ちしております。
木曽駒ケ岳 宝剣岳 冬
息を飲む夕焼け
山の麓に住んでいると、日常的に素晴らしい光景に出会うことができますが、
今日の夕焼けは、その中でも格別なものでした。
思わずカメラを取り出して撮影。
電線が邪魔ですが、うちのすぐ裏からの撮影です。

光の芸術です。
硫黄岳 雪山入門
雪山入門ということで設定した硫黄岳。
初日は小雪がちらつく中、赤岳鉱泉アイスキャンデーで歩行練習。
靴の大切さを改めて感じさせられた瞬間でした。
そして、今回も素晴らしい天候に恵まれた登頂日でした。

日が沈むまで、一度も雲が出ませんでした。こんな日もあるのですね。
幸せでした。

しかも硫黄岳までのルート上のトレースがなく、まっさらな雪山を楽しめました。

頂上からはご覧の通りの大パノラマ。
北アルプスから妙高方面まで、ばっちりと眺めることができました。
山と渓谷 2009年1月号
いま発売中の山と渓谷1月号に僕が登場してます。

ガイド選びについての対談を、先輩ガイドと行いました。
なかなか伝えることは難しいなあ。。。と思いましたが、最後のメッセージだけはちゃんと伝わったかなあと思ってます。
ぜひご覧下さい!
ジョウゴ沢 アイスクライミング
ジョウゴ沢でアイスクライミングを楽しんできました。

写真は右俣大滝。いいコンディションでしたが、途中から雪が激しくなって、チリ雪崩がすごくなってきて撤収。
残った時間はアイスキャンディーで楽しみました。
乙女の滝の状態もよいようです。
ナイアガラはいまいちだとか。
裏同心はだいぶん埋まったようです。
こんな最新情報ってなかなか得ることは難しいのですが、ぼくがよくやっている方法は
ブログ検索です。
ブログ検索もいろいろありますが、僕はGoogleのブログ検索を使っています。
たとえば、週末に登る予定のルートで検索してみてください。
有名ルートはだいたいヒットすると思いますよ。
明日はまた八ヶ岳。
いい天気になるといいな。。。
塩見岳登頂 ガイド登山
携帯からちょこっと報告した塩見岳の報告です。
とっても長く、心に残る登山となりました。写真とともに報告します。
初日
塩川小屋から出発。
出発当日は、全く雪がありませんでした。途中で単独行の方とすれ違いました。まさか人に会うことはないだろうと思っていたので、少し驚きました。
その方は、三伏峠までは行ったようですが、そこから先は進めず帰ってきたとのこと。
行けなかったと聞けば、ますます気合が入ります!

三伏峠までは約6時間の行程でした。
標高2000m付近から雪が深くなった感じです。ところどころ凍結していて、下りはアイゼンが必要だなあ。。。と感じながらの登山でした。わかんはギリギリ必要ない程度の積雪。トレースもあったので、快調に登ることができました。
冬期小屋の中にテントを張って、快適なベースキャンプとしました。

予定よりも早く着いたので、わかん歩行の練習を兼ねて、少しトレースをつけに行きました。
三伏山からの塩見岳がとってもかっこいい!でも。。。遠い!
水平距離の長い行動になるので、正真正銘の体力勝負です!
月夜に浮かび上がる塩見岳を眺めながら、快適な夜をすごすことができました。
2日目
朝6時に出発。
夏道どおりに進むことができました。積雪量はそんなになくて、ラッセルも脛くらい。深くても膝ラッセルでした。しかし、雪がまだ締まっていないので、積雪量の割には苦労します。
時々富士山が見えたり、だんだん近くなってくる塩見岳に励まされながらジリジリ進みます。

塩見小屋到着。
ここからの塩見岳はかっこいいです。塩見岳バットレスも、もう少しアプローチがなけれ行ってみたい壁です。
すでに行動を開始して6時間が経過。権右衛門山のトラバースで、思った以上に雪が多くて時間がかかりました。迷いましたが、ゲストの余力も十分だったのでそのまま頂上に向かいました。

頂上から北側を望む!
午後1時半、ようやく山頂です。ここまで7時間半かかりました。帰りはヘッドライト行動は確実ですが、ここまで来た達成感は格別です。
左から千丈、甲斐駒、白根三山です。
来た道をひたすら戻り、小屋に戻ったのが午後8時。
出発してから14時間行動となりました。さすがに疲れました。
小屋に着いてから、ひたすら水分補給とストレッチに励み、特製カレーをほおばってあっという間に眠りにつきました。
3日目朝起きたら、予報通り雪になっていました。
さすがに僕も疲れてて、一瞬で朝を迎えました。でも十分な睡眠時間をとったので、だいぶん疲労が回復したようです。

下りてきたら、すっかり雪景色。
帰りは3時間で下山。雪が積もってくれたおかげで、行きよりも楽に歩けた気がしました。
鹿塩の山塩館で、3日間の疲れを癒して帰りました。
初冬の塩見岳は、思った以上に遠かったです。
今まで2月に2回登りましたが、その時よりは圧倒的に雪が少ないです。3日間で登るとすれば、今の時期か春がチャンスではないでしょうか。
南アルプスは雄大な山脈です。そして冬ともなれば、ほとんど人の気配を感じない静かな場所です。そんな南アルプスにどっぷり浸ることができた3日間でした。そして何よりも、冬山において、体力がいかに重要であるかを改めて感じた3日間でもありました。
14時間行動を頑張ったゲストに脱帽です。
塩見岳

答えは塩見でした!
目指す山

だんだん見えてきました。さ~て、どこでしょう?
フル装備!
明日からの仕事は、この冬最初のテント泊登山となりました。
久しぶりにペミカンを作り、シュラフからテントからいろいろ準備。
忘れ物がないよう、何度もチェックしてパッキング。
まるで合宿気分です。
今回は2泊3日なので、それなりに食料とかが多くなりました。その分楽しみも増えると言うことですが。
本当は甲斐駒の黄蓮谷右俣に行く予定だったのですが、今日登った人の話を聞き、断念しました。
今シーズンは積雪が多く、すでに埋まってしまったとのことです。
左俣はまだ大丈夫なようですが、クライミング後に黒戸尾根に合流するまでが腰ラッセルとのことです。
僕らがどこに行くかは下山後、または登山中に携帯から。。。
では行ってきます!
神戸ルミナリエ

早く点灯してくれたので、何とか間に合いました。神戸育ちなのに、初めてのルミナリエです。
震災のあと、神戸を離れて14年かあ。。早いもんだ。
さて、これから日本プロガイド協会の集会。大阪へ再び。
神戸ルミナリエ

生まれ故郷の神戸。ルミナリエは初めて見ました。今日は用事があるから点灯には間に合わないけど、みんな大勢待ってます。
思ったより短いです。
大阪のエスカレーター

やっぱり左側があいてます。久しぶりに大阪に来ました。
八ヶ岳・赤岳山頂より

無風快晴、幸せです。
インフルエンザの予防接種
今日はレストにして、インフルエンザの予防接種に行ってきました。
身体が資本の山岳ガイド、インフルエンザでぶっ倒れるわけにはいきません!
忙しくなる前の今がチャンスでした。
去年からちゃんと予防接種するようになりました。
そのおかげで、昨シーズンはインフルエンザにかかることもなく元気に過ごせました。
風邪で調子を崩すと、その回復までの時間がもったいないのです。
風邪で寝込むと必ずパフォーマンスが狂います。それを取り戻すのに最低1週間。
僕の場合は、仕事の次の日に普通に冬壁とかに出かけるので、体調管理は一番の課題です。
普段の体調管理も、サプリメントのお世話になってます。
もちろん、それ以上にしっかりと食べてますが。
これからの季節、食欲がますますアップします。体重増加は仕方ないと割り切って、体力の維持、向上に努めたいと思います。
ここのところ、朝晩は冷え込んでいますが、日中は暖かい日が続いています。
八ヶ岳もまた少し黒くなりました。岩や樹木の表面に積もった雪が解けたからでしょう。
ただ、今週金曜日に寒冷前線が通過したあとは、強い寒気が流れ込むようです。
そして一時的に冬型になって、来週は週の中ごろに南岸低気圧が通過する予報です。
いろんな情報を入手して、安全登山を心がけましょう。
僕が天気予報で参考にしているサイトは、こちらをご覧下さい。
山岳ガイド花谷泰広のホームページ・リンク集
甲府幕岩 アラポテト 5.13a

登れた~
しばらく幕岩はいいや。
-----帰宅後(オンサイト狙いの人は飛ばし読みのこと!)
思ったより時間がかかったなあ。
あっという間にワンテンに持ち込んだけど、それは最終クリップより下で落ちて、そこからリスタート→最終クリップ→終了でした。
でも、最終クリップしてから落ちるのがこのルートのワンテンなんだろうな・・・と思いながら登ってました。できるはずなのにできない!そんな日が3日くらい続いて嫌になりかけてました。
指の皮がけっこう消耗するルートで、先週ついにパックリ割れてしまいました。ピラニアの5段に教えてもらったクリーム塗って回復させ、今日はその回復を待ってのトライ。
しかも昨日、ワントライしたものの、どうも調子がよくなくて帰宅。アクティブレストだ!と割り切って万を辞して今日を迎えたわけです。これで登れなきゃダメでしょ・・・とプレッシャーをかけて挑みました。
1便目は気温の影響でぬめったけど、最終クリップ上まで通して登ることができました。今までで初めて。明らかに調子がいい。でも相変わらずレストがやりずらいルートなので、後半のムーブを再確認して2便目。
少しでも腕をシェイクできるところはシェイクして、後半に突入。リズムよかったけど、最後の最後は気力で止めた感じ。やはり最後は動きがバラバラ。持ちこたえることができてよかった~。
今までお世話になったルートを、丹念にブラッシングして下りてきました。
乾燥する時期で、指が割れやすいですね。気をつけてください。

↑よく効きました!
ヤマケイ JOY (ジョイ) 2009年 01月号
お知らせです。
現在発売中のヤマケイ JOY (ジョイ) 2009年 01月号に、僕が監修した雪山装備のコーナーがあります。

夏の装備、どこまで雪山に使えるか、がテーマです。
今シーズンから雪山を始めてみたい!と言う方、是非参考にしてください。
裏同心ルンゼ アイスクライミング
11月最後の日曜日。
日帰りで裏同心ルンゼへ。
ここ数日すっかり真っ白になってしまった八ヶ岳。凍ってるだろうが、まさか雪で埋まってやしないかと少しドキドキ。おまけに今シーズン最初の冬山のガイディング。こっちはいい意味でドキドキ、ワクワク。ついに雪のシーズン到来です。

赤岳鉱泉へのアプローチはすっかり冬山。
美濃戸への林道もところどころ凍ってます。ナメて突っ込むと大変ですよ。。。
でも今シーズンは赤岳山荘のおじちゃんが、かなり道をきれいにしてくれたようです。助かります。

10月に工事のお手伝いをしたアイスキャンデーは、ここまで立派に成長しました!
鉱泉の前で準備をして裏同心ルンゼへ。
トレースはしっかりついています。
今シーズン最初のアイスクライミング。最初はトップロープで1時間ほど練習。少し感覚をつかんでいざ出発。

やわらかい氷です。ところどころ水が流れてますが、十分楽しめました。
が、やはり11月にしては雪が多いのでは?と言う感じです。
シーズン最初にこのルートに入る人は多いかもしれませんが、登るなら早いほうがいいですよ。。。
ところで、今シーズンからスカルパのファントムライトをはいています。

かなりターンインしてるので歩きにくいかな、、、と思いましたが、なかなかいい感じでした。
もっと使い込んで早く道具として使いこなしたいものです。
もうひとつ!
行動食で我が家の干し柿がデビュー。いやあ、うまかった。。。
でも干し柿だけでは少ないから、ということで持っていったもの!
ポテトチップスです。
自然の甘さにジャンクな味が自虐的、ですが、一度試してみたかったのです。
ポテチは100グラムで500Kcalもあるのです。こんなに軽くて高カロリーな物は滅多にありません。カップラーメンの2倍のカロリーです。
まずまずの腹持ちでした。が、行動食として正しいかどうかは未知数。日数が長くなると湿気でダメでしょうね。油も回りすぎるだろうし。
もう少し検証してみます。
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